21AM051第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語聴覚障害総論

正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

本問が基準とする人口動態統計では、肺炎(誤嚥性肺炎を含む)は死亡原因の第3位に位置する。ほかの記述は性差・有病率・嚥下への影響を誤る。

解説

高齢社会の保健統計は、調査時点と指標の定義に注意して読む。本問の出題時点では肺炎が主要死因の第3位で、高齢者では嚥下機能低下を背景とする誤嚥性肺炎が重要である。平均寿命は女性が男性より長い。加齢性難聴は高周波から進み、一般に男性で高率・高度な傾向がある。65歳以上全体の認知症割合を4割以上とするのは過大である。さらに認知機能低下は食物認知、注意、手順理解、自己摂取、訓練学習を損ない、嚥下安全性へ明らかに影響する。

選択肢の確認

1.「肺炎(誤嚥性肺炎を含む)は死亡原因の第3位に該当する。」:肺炎(誤嚥性肺炎を含む)が死亡原因第3位という記述は、本問が前提とする出題時点の統計に一致する。
2.「平均寿命は男性のほうが長い。」:平均寿命は女性の方が長く、男性の方が長いという性差の方向が逆である。
3.「加齢に伴う難聴発生率は女性のほうが高い。」:加齢性難聴は一般に男性でより高率・高度となる傾向があり、女性の方が高いとはいえない。
4.「65歳以上の高齢者の4割以上が認知症である。」:65歳以上全体の4割以上が認知症という数値は過大で、年齢階級が上がるほど有病率が高くなる点も区別する。
5.「認知機能の低下は嚥下障害に影響しない。」:認知機能低下は食物への注意、指示理解、摂食手順、危険回避へ影響し、嚥下障害と無関係ではない。

覚えるポイント

統計問題は出題時点に依存する。臨床では認知と嚥下を切り離さず、食物認知から食後の安全まで含めて評価する。

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