21AM053第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語聴覚障害総論

機能障害の予後予測において直接的に関与しないのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

病前の趣味は活動・参加目標や訓練意欲を考えるうえで重要だが、機能障害そのものがどこまで改善するかという予後予測へ直接関与する因子ではない。

解説

機能予後は、障害の病型・原因、損傷範囲、初期重症度、年齢、合併症、回復過程、訓練への参加と意欲などから見積もる。障害タイプによって自然回復や代償可能性が異なり、重症度は残存機能を示す。年齢は神経可塑性や全身予備力、本人の意欲は訓練量と方略利用に影響する。病前の趣味は本人らしい目標設定、教材選択、生活再建に不可欠な情報だが、趣味の種類自体が言語・運動などの機能障害の生物学的回復度を直接決定するとはいえない。

選択肢の確認

1.「障害のタイプ」:障害のタイプは障害機序、残存経路、自然経過を反映し、機能回復の可能性を直接左右する。
2.「障害の重症度」:障害の重症度は初期の残存機能量を示し、一般に重いほど完全回復が難しいため主要な予後因子である。
3.「病前の趣味」:病前の趣味は参加目標や動機付けには有用だが、機能障害の回復可能性へ直接関与する因子ではない。
4.「本人の意欲」:本人の意欲は訓練への参加、反復量、自己練習、代償手段の使用へ影響し、実際の到達度に関与する。
5.「年 齢」:年齢は神経可塑性、体力、併存疾患、学習効率に関連し、機能予後を推定する基本情報となる。

覚えるポイント

機能予後と生活目標を分ける。趣味はQOLと参加の目標には直結するが、損傷機能の回復量を直接決めるものではない。

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