21AM078|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
口腔顔面領域の随意運動で最初に獲得されるのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
口腔顔面の随意運動では、単純な前後運動である舌突出が最初に獲得される。左右・上方への舌運動や頬・口唇の分離運動はより複雑である。
解説
口腔顔面運動は、乳児期の摂食で使う運動が徐々に随意化し、単純な一方向運動から複数器官の分離・方向制御へ発達する。舌を前へ出す動作は視覚模倣もしやすく、舌の随意運動の中で早く獲得される。舌尖を左右の口角へ正確に移す、上口唇をなめるには舌の側方化・挙上と顎からの分離が必要で後になる。頬膨らましは口唇閉鎖、鼻咽腔閉鎖、呼気保持、頬筋制御を同時に要し、口唇突出も丸め動作の随意制御が必要である。
選択肢の確認
1.「頬を膨らませる。」:頬を膨らませるには口唇と鼻咽腔を閉じて口腔内圧を保つ複合制御が必要で、最初ではない。
2.「舌を突出させる。」:舌突出は単純な前方運動で模倣しやすく、選択肢の口腔顔面随意運動の中で最初に獲得される。
3.「舌を左右の口角につける。」:舌を左右口角へ付けるには側方への選択的な舌運動と正確な方向制御が必要で、突出より後である。
4.「舌で上口唇をなめる。」:舌で上口唇をなめるには舌尖挙上、前方突出、顎との分離運動が必要で難度が高い。
5.「口唇をとがらせる。」:口唇をとがらせるには両唇の丸めを意図的に作る必要があり、単純な舌突出より後に安定する。
覚えるポイント
口腔随意運動は単純な舌突出から、側方化・挙上、頬の加圧、口唇の精密運動へ発達する。