21PM001第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

医学総論

感染症対策で誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

空気感染では、麻疹・水痘・結核などの微小な飛沫核を吸入しないための陰圧個室とN95マスクが中心となる。手洗いだけを重視する記述は不十分である。

解説

標準予防策は診断の有無にかかわらず全患者の血液・体液・分泌物・排泄物等を感染性ありとして扱う。痰は湿性生体物質に含まれ、接触時は手袋等を選ぶ。汚染されたドアノブを介するのは間接接触感染である。PPEは汚染度の高い手袋から外し、各段階で手指衛生を行う。空気感染対策でも手指衛生は必要だが、それを特徴的な中心策とするのは誤りである。

選択肢の確認

1.「標準予防策ではすべての患者を対象とする。」:標準予防策は感染症と判明した患者だけでなく、すべての患者へ共通して適用する。
2.「痰は湿性生体物質である。」:痰は微生物を含み得る分泌物で、血液以外の湿性生体物質として防護対象になる。
3.「空気感染では手洗いを重視する。」:空気感染では手洗いのみで飛沫核の吸入を防げず、陰圧管理とN95等が重要である。
4.「ドアのノブからの感染は間接感染である。」:ノブに付着した病原体を手で運ぶ経路は、媒介物を介する間接接触感染である。
5.「個人保護具を脱ぐときは最初に手袋を外す。」:手袋は最も汚染されやすいためPPE脱衣の早い段階で外し、周囲への汚染を防ぐ。

覚えるポイント

標準予防策は全員、接触は手指・環境、飛沫は距離とマスク、空気は陰圧室とN95、と感染経路別に追加する。

関連問題

21AM10021PM002
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)