23AM046第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語学

表語性に役立つ同音語の書き分けの組合せでないのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

『表す/表わす』は同じ語の送り仮名表記の揺れで、同音の別語を意味ごとに書き分ける組合せではない。

解説

表語性をもつ正書法では、同じ音でも意味が異なる語を別の綴りで示し、読者が意味を識別できる。日本語の『立つ/断つ』は自立と切断、英語のwrite/right、night/knightは同音でも異なる綴りで語義を区別する。『バレエ/バレー』も舞踊と球技をカタカナ表記で書き分ける。これに対し『表す/表わす』はどちらも同じ動詞を表し、送り仮名の許容・慣用差であって、意味の異なる二つの同音語を区別したものではない。表記が違うだけで語彙が別かを確認する。

選択肢の確認

1.「表す ――― 表わす」:表すと表わすは同一語の送り仮名の違いで、別義の同音語を書き分けた組合せではない。
2.「立つ ――― 断つ」:立つと断つは発音が同じでも『立位になる』『切る』という別義を漢字で書き分ける。
3.「write(書く) ――― right(正しい)」:writeとrightは同音だが書く動作と正しい・右という意味を異なる綴りで示す。
4.「night(夜) ――― knight(騎士)」:nightとknightは夜と騎士という別語を歴史的綴りで区別する同音語の例である。
5.「バレエ ――― バレー」:バレエとバレーは同じ音列をもつ同音語を、舞踊と球技で表記し分ける。

覚えるポイント

同音語の書き分けは別の意味を区別する。同一語の送り仮名揺れは表語性による語彙区別ではない。

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