23AM047第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達学

発達過程における象徴機能を示す行動はどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

積み木を実物の車に見立てて動かす行動は、一つの物で別の対象を表す象徴機能を明確に示す。

解説

象徴機能は、目の前にない対象や出来事を、ことば、身振り、別の物、心像などで表す能力で、前操作期のごっこ遊びに現れる。積み木は本来車ではないが、子どもが車として走らせるには『積み木が車を表す』という見立てが必要である。帽子を渡されてかぶるのは物の機能理解、顔を見て微笑むのは対人反応、複数の猫をなでるのはカテゴリー般化、布で隠れた玩具を探すのは対象永続性を示す。それぞれ重要な発達行動だが、代用物による表象とは異なる。

選択肢の確認

1.「帽子を手渡すとかぶる。」:帽子を手渡されてかぶるのは道具の慣用的機能を理解した行動で、別の物へ見立てる象徴ではない。
2.「人の顔を見つめて微笑む。」:人の顔を見て微笑むのは社会的微笑・対人応答で、何かを別のものとして表象する行動ではない。
3.「いろいろな種類の猫をなでる。」:異なる猫を同じカテゴリーとして扱うのは概念般化だが、代用物を用いる象徴遊びとは異なる。
4.「積木を持って車のように動かす。」:積み木を車に見立てて動かすのは、実物でない物を別対象の記号として使う象徴機能である。
5.「目の前で布で覆った玩具を布から取り出す。」:布で隠した玩具を取り出すのは見えなくても物が存在すると理解する対象永続性を示す。

覚えるポイント

象徴遊びは『AをBとして使う』見立て。対象永続性、機能的使用、カテゴリー化、社会的微笑と区別する。

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