第23回・2021年
23PM045|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
平均発話長(MLU)の算出に用いるのはどれか。
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正解5
正答
(5)
この問題のポイント
平均発話長MLUは、一定数の自発発話について各発話に含まれる形態素数を数え、総形態素数を発話数で割って求める。
解説
MLUは幼児の文法・統語発達を量的に捉える指標で、Brownの方法では平均発話長を形態素単位MLU-mで算出する。形態素は意味または文法機能を持つ最小単位で、内容語だけでなく助詞・助動詞や屈折要素なども一定の規則で数える。単なる語数より文法要素の増加を反映できるが、言語ごとの形態構造や分かち書き規則に応じた基準が必要である。音素・音節は音韻的な単位、文節は日本語の統語・韻律的まとまりであり、標準的なMLUの算出単位ではない。採取する自発発話数と形態素分割規則を統一して比較する。
選択肢の確認
1.「語」:語を単位とするMLU-wも研究上使われるが、標準的な発達指標MLUの基本算出は形態素数で行う。
2.「音素」:音素は意味を弁別する最小の音単位であり、発話の統語的長さを測る単位ではない。
3.「音節」:音節は母音を核とする音韻単位で、文法形態素の発達を直接反映しない。
4.「文節」:文節は日本語で自立語に付属語が続くまとまりだが、MLUの標準的計数単位ではない。
5.「形態素」:形態素は意味・文法機能を担う最小単位で、総形態素数を発話数で割りMLUを求める。
覚えるポイント
MLU-m=総形態素数÷発話数。形態素分割の規則を一定にし、幼児の文法的複雑さを追う。
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