第24回・2022年

24AM047|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

象徴機能はどれか。

解答・解説を見る

正解3

正答

(3)

この問題のポイント

象徴機能とは、目の前にない事物・出来事を、ことば、身振り、イメージ、見立てなどのシンボルで表し、指示対象の代わりとして扱う働きである。選択肢3が定義に一致する。

解説

乳幼児は象徴機能の発達により、積み木を自動車に見立てる、空のコップで飲むふりをする、語「いぬ」で現実の犬を指す、といった表象活動が可能になる。シンボルと指示対象は物理的に同一でなくても、共有された関係によって一方が他方を代表する。これは言語獲得やふり遊びの基盤である。言語そのものを客観視して形式を考えるのはメタ言語機能、定型的な相互作用はルーティン、援助を受けて到達できる範囲は発達の最近接領域、属性の共通性に基づく概念形成はカテゴリー化に関する説明で、それぞれ象徴機能とは焦点が違う。

選択肢の確認

1.「言語を客観的に捉える」:誤り。語や文の形式を意識するメタ言語的な働きである。
2.「パターン化したやりとり」:誤り。共同注意や言語発達を支えるルーティンの説明で、代表作用そのものではない。
3.「シンボルで指示対象を代表」:正しい。象徴機能の中核的な定義である。
4.「他者の援助で課題達成」:誤り。ヴィゴツキーの発達の最近接領域や足場かけに対応する。
5.「属性から共通概念を形成」:誤り。分類・概念形成の働きを述べ、象徴による代理表象とは異なる。

覚えるポイント

象徴機能の鍵は「そこにない対象を別のものが代表する」。ことば、身振り、描画、ふり遊びを同じ表象発達の系列として捉える。

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