24AM067第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達学

1歳6ヶ月児健康診査の問診項目でないのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

1歳6か月ごろに期待される共同注意、言語理解、意味のある発語、呼名反応と、より後に発達する描画課題を区別します。見本なしに丸を書く課題はこの時期の問診項目として早すぎます。

解説

1歳6か月児健康診査では、運動、言語、社会性、聴覚、視覚、養育環境などを問診と観察で確認します。絵本の既知の対象を指さす行動は、語の理解と共同注意をみる手掛かりです。「ママ」「ブーブー」など意味のある語の表出、日常的な簡単な指示の理解、名前を呼ばれた際の振り向きは、言語・聴覚・対人反応を確認する代表的な内容です。1歳半ではクレヨンでなぐり書きをすることはあっても、丸を意図どおり閉じて描く能力はより後の視覚運動・描画発達でみます。問診は合否だけで決めつけず、家庭での機会、興味、聴力、全体の発達、複数場面での行動を合わせて判断します。

選択肢の確認

1.「絵本で知っているものを指す」は、ことばの理解と指さしによる共同注意をみるため問診に適します。
2.「意味のあることばをいくつか話す」は、1歳6か月時点の表出言語を確認する重要項目です。
3.「簡単なことばがわかる」は、「おいで」などへの反応から受容言語を確認するため適切です。
4.「名前を呼ばれると振り向く」は、聴覚反応と社会的注意を確認するため適切です。
5.「クレヨンで丸を書く」は、1歳6か月の標準的問診としては発達的に早い課題なので正答です。

覚えるポイント

1歳6か月では有意味語、簡単な指示理解、指さし、呼名反応を確認します。描画はまずなぐり書きから発達し、閉じた円の模写・描画はより後です。

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