23AM053|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
選別検査はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
自動ABRは新生児聴覚スクリーニングに用いる選別検査で、短時間にpass/referを自動判定し、精密検査が必要な児を抽出する。
解説
選別検査は集団から疾患・障害の可能性が高い人を効率よく拾い上げるもので、確定診断ではない。自動ABRは電極で聴性脳幹反応を記録し、装置が規定アルゴリズムでpassまたはreferを判定するため、新生児一律スクリーニングに適する。referでも難聴確定ではなく、再検査・精密聴力検査へつなぐ。VHIは音声障害の自己評価、GRBASは嗄声の聴覚印象評価、DN-CASは認知処理、SLTAは失語症の詳細評価で、対象集団を短時間に選別する検査という位置付けではない。
選択肢の確認
1.「VHI」:VHIは声の問題が身体・機能・感情面へ与える影響を質問紙で評価し、集団選別用ではない。
2.「GRBAS評価」:GRBAS評価は嗄声の質と重症度を聴覚心理的に評定する臨床評価である。
3.「自動ABR」:自動ABRは新生児聴覚スクリーニングでpass/refer判定を行う代表的選別検査である。
4.「DN-CAS」:DN-CASはプランニング、注意、同時処理、継次処理を調べる認知検査で、聴覚選別ではない。
5.「SLTA」:SLTAは失語症の聴く・話す・読む・書く・計算を詳しく調べる診断的検査である。
覚えるポイント
screeningは拾い上げで診断確定ではない。自動ABRのreferは精密検査への入口と説明する。