23PM067第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達障害学

4歳の男児。主訴は「ことばが遅い」。特異的言語発達障害の診断に優先順位の低い検査はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

特異的言語発達障害の診断では、全般発達、聴力、言語能力、対人コミュニケーションを優先する。視知覚中心のFrostig検査は優先度が低い。

解説

特異的言語発達障害を考えるには、言語の遅れが聴覚障害、全般的知的発達の遅れ、自閉スペクトラム症、神経学的・器質的問題などで説明されないことを確認する。新版K式は認知・適応、言語・社会など全般発達、遊戯聴力検査は4歳児の聴力、LCスケールは言語コミュニケーション能力、対人コミュニケーション行動観察は共同注意ややり取りを評価できる。Frostig視知覚発達検査は視覚と運動の協応、図形と背景など視知覚機能を詳しくみる検査であり、視知覚障害が疑われない「ことばの遅れ」の初期鑑別では直接性が低い。優先順位は主訴と除外診断への寄与で決める。

選択肢の確認

1.「フロスティッグ視知覚発達検査」:フロスティッグ視知覚発達検査は視知覚機能を測るため、言語発達遅滞の初期鑑別では優先度が低い。
2.「新版K式発達検査2001」:新版K式発達検査2001は全般発達と言語・社会領域を捉え、知的発達の遅れを鑑別する。
3.「遊戯聴力検査」:遊戯聴力検査は遊びの条件づけで聴力を測り、難聴によることばの遅れを除外するため重要である。
4.「LCスケール」:LCスケールは言語理解・表出とコミュニケーションを評価し、言語障害像を具体化できる。
5.「対人コミュニケーション行動観察フォーマット」:対人コミュニケーション行動観察フォーマットは、共同注意・意図伝達など社会的相互作用を評価できる。

覚えるポイント

特異的言語発達障害は除外診断が重要。まず聴力・全般発達・言語・対人性を評価し、主訴と遠い視知覚検査は後順位。

関連問題

23PM06623PM068
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)