24PM054|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
失語症に伴いやすいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
失語症は優位半球の言語ネットワーク損傷で生じ、同じ優位半球、とくに頭頂葉機能と関連する失算・計算障害を伴いやすい。他の選択肢は右半球後部や両側後頭頭頂葉などとの関連が強い。
解説
計算には数詞理解、数字の読み書き、演算記号、繰上がり、空間配置など複数の言語・認知過程が必要で、左頭頂葉病変や広い左半球病変では失語と併存しやすい。ゲルストマン症候群では失算、失書、手指失認、左右失認がまとまって現れる。片麻痺の病態失認と半側空間無視は右半球病変、相貌失認や環境音失認は両側または右優位の側頭後頭領域、バリント症候群は両側頭頂後頭領域との関連が強い。
選択肢の確認
1.計算障害:正しい。優位半球言語・頭頂葉機能の障害として失語に伴いやすい。
2.片麻痺の病態失認:右半球病変に多く、失語との代表的併存ではない。
3.相貌失認:紡錘状回を含む右優位または両側後頭側頭病変が中心である。
4.環境音失認:非言語性聴覚認知障害で、失語とは独立して生じ得る。
5.バリント症候群:両側頭頂後頭病変による視覚性注意・眼球運動障害である。
覚えるポイント
失語と失算は優位半球で結び付く。右半球の病態失認、後頭側頭の相貌失認、両側頭頂のバリントと病巣を分ける。