第24回・2022年
24PM058|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
純粋語聾について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解5
正答
5
この問題のポイント
純粋語聾は聴力が保たれているのに話しことばを音韻として認知できない聴覚性言語理解障害である。障害部位は脳幹より上位の皮質・皮質間連絡なので、末梢〜脳幹の反応をみる聴性脳幹反応は正常を示し得る。
解説
患者は音が聞こえること自体や環境音の認知、読解、発話、書字が比較的保たれても、話された語の理解と復唱が著しく困難になる。語音弁別能は障害されるため正常ではない。皮質聾はあらゆる音の意識的知覚が障害される状態で、語音に選択的な純粋語聾とは同義でない。失音楽や環境音失認は別の聴覚認知領域の障害で、純粋例では必須でない。
選択肢の確認
1.失音楽を伴う:必須でなく誤り。音楽認知は別の処理系として保たれ得る。
2.皮質聾と同義:誤り。皮質聾は語音以外を含む音知覚全般が重く障害される。
3.環境音理解障害を伴う:純粋例では保たれるため誤り。
4.語音弁別能は正常:誤り。語音を区別・同定する処理が中心的に障害される。
5.ABRは正常:正しい。末梢聴覚・脳幹伝導が保たれた皮質性障害だからである。
覚えるポイント
純粋語聾は「音は聞こえる、文字は分かる、ことばとして聞き取れない」。ABR正常でも語音認知は障害され得る。
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