25PM025|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
自由再生の系列位置効果について正しいのはどれか
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
自由再生の系列位置曲線では、リスト初頭と終末の再生成績が高い。初頭効果を長期貯蔵、終末効果を短期貯蔵で説明する多重貯蔵庫モデルが代表的説明である。
解説
初頭項目は後続提示中に繰り返しリハーサルされ、長期記憶へ転送されやすい。終末項目は再生開始時にも短期記憶内に残っているためよく再生される。中間項目は両利点が乏しく成績が低い。提示を速めると初頭項目をリハーサルする時間が減るため初頭効果が低下しやすく、終末部だけが大きく変わるわけではない。リスト提示後、再生前に計算等の妨害課題を入れると短期記憶から終末項目が失われ、終末効果が低下する。初頭効果への影響が最大という肢は逆である。系列位置効果は多重貯蔵モデルの根拠として利用された。
選択肢の確認
1.「多重貯蔵庫モデルで説明」:正しい。初頭を長期、終末を短期貯蔵と対応させる。
2.「Ebbinghausが報告」:誤り。本問で問う自由再生の系列位置効果の代表的説明・実験史との対応ではない。
3.「系列中間部の成績が良い」:誤り。初頭・終末が高く、中間部が低いU字型となる。
4.「提示速度で最終部が大きく変化」:誤り。速度上昇はリハーサルを妨げ、主に初頭効果へ影響する。
5.「妨害課題で初頭部が大きく変化」:誤り。再生前妨害は短期保持された終末効果を低下させる。
覚えるポイント
初頭=リハーサル・長期記憶、終末=短期記憶。速い提示は初頭、再生前妨害は終末に強く影響する。