27PM024|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っている組合せはどれか
解答・解説を見る
正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
両側性転移は片側の手足で練習した技能が反対側の遂行も改善する学習転移であり、弁別学習との組合せは誤りです。
解説
観察学習では、モデルが報酬を得るのを見る代理強化によって観察者の行動が増えます。Tolmanの潜在学習では、直接強化がなくても環境の認知地図が形成され、必要時に行動として現れます。両側性転移は、右手で鏡映描写を練習すると左手でも成績が向上するように、技能学習の効果が反対側肢へ移る現象です。弁別学習は複数刺激のうち強化される刺激とされない刺激を区別して反応する学習です。負の強化は嫌悪刺激の除去・回避によって行動が増える仕組みで回避学習に関与します。技能学習では視覚・固有感覚情報と運動出力の協応が形成されます。
選択肢の確認
1.「代理強化―観察学習」はモデルの結果を見て学ぶ機序で正しく×の内容です。
2.「認知地図―潜在学習」はTolmanの概念として正しく×の内容です。
3.「両側性転移―弁別学習」は技能の左右転移と刺激識別を混同し、誤りで○です。
4.「負の強化―回避学習」は嫌悪刺激を避ける行動が増えるため正しく×の内容です。
5.「知覚―運動協応―技能学習」は感覚フィードバックと運動の統合として正しく×の内容です。
覚えるポイント
負の強化は罰ではなく、嫌悪刺激がなくなることで行動が増えることです。両側性転移は技能学習の汎化として捉えます。