28PM026第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

学習心理学

忘却曲線における節約率の変化について正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

Ebbinghausの忘却曲線は、再学習で省けた時間・回数を示す節約率が、学習直後に急減し、その後は減少が緩やかになる形を示す。

解説

節約率は、最初の学習に要した試行数または時間から再学習時に必要な量がどれだけ省けたかを割合で表す。例えば初回10回、再学習6回なら、節約率=(10−6)÷10×100=40%である。時間が経つほど保持は低下するが、一定割合で直線的に減るのではない。忘却の多くは学習後早期に起こり、その後は曲線が平坦化する。想起できなくても節約が残ることがあり、再生だけより潜在的保持を捉えられる。

選択肢の確認

1.「時間経過によらず保持」:誤り。反復・意味付けがなければ保持は時間とともに低下する。
2.「一定の割合で減少」:誤り。減少速度は一定でなく、初期ほど速い。
3.「学習直後はいったん増加」:誤り。節約率が最初に増えるという経過は示さない。
4.「一定期間同程度、その後減少」:誤り。忘却は学習直後から始まり、早期の減少が大きい。
5.「直後は急速、その後緩やかに減少」:正しい。忘却曲線の特徴的な負の加速度を表す。

覚えるポイント

忘却曲線は直線でなく「最初に急、後で緩やか」。分散学習や精緻化で保持を高められる。

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