26PM031第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床心理学

認知療法に関係するのはどれか。 a.スキーマ b.推論の誤り c.自動思考 d.集合的無意識 e.自我

解答・解説を見る

正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

認知療法では、深層のスキーマa、状況で浮かぶ自動思考c、そこに生じる推論の誤りbを関連づけて扱います。

解説

Beckの認知療法は、出来事そのものより、それをどう解釈したかが感情や行動に影響すると考えます。スキーマは自己・他者・世界に関する比較的持続的な認知構造で、状況により活性化すると「失敗するに違いない」などの自動思考が生じます。推論の誤りには、根拠の乏しい恣意的推論、選択的抽出、過度の一般化、拡大・縮小、個人化、二分法的思考などがあります。治療では協働的経験主義により根拠を吟味し、行動実験などでより適応的な考えを検討します。集合的無意識はJung、イド・自我・超自我の自我は精神分析の構造論の概念です。

選択肢の確認

1.(a・b・c)「a・b・c」はスキーマ、推論の誤り、自動思考で、認知療法の中核概念なので○です。
2.(a・b・e)「a・b・e」は自我eを含み、自動思考cを欠くため×です。
3.(a・d・e)「a・d・e」は集合的無意識dと自我eが別理論の概念なので×です。
4.(b・c・d)「b・c・d」はb・cは該当しますが、Jungの集合的無意識dを含むため×です。
5.(c・d・e)「c・d・e」は自動思考cのみが該当し、d・eを含むため×です。

覚えるポイント

スキーマが状況で活性化し、自動思考と感情・行動を生むという連鎖を押さえます。認知の歪みは検証可能な仮説として扱います。

関連問題

26PM03026PM032
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)