26PM044|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
他動詞と自動詞の組合せでないのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
「書く―書ける」は他動詞と自動詞という別の語の対ではなく、他動詞「書く」の可能形です。他の四組は同じ事態を他動・自動の視点で表します。
解説
自他対応では、他動詞が行為者による対象への働きかけを、対応する自動詞が対象の状態変化を表します。「物を落とす―物が落ちる」「印を付ける―印が付く」「部品を外す―部品が外れる」「水を流す―水が流れる」は、格助詞「を」と「が」の交替を伴う典型的な対応です。一方、「字を書く」の「書く」は対象を「を」で示す他動詞です。「字が書ける」は能力・可能を表す可能動詞で、主体・対象が「が」で現れることがあっても、自然発生的に字が書かれるという自動詞ではありません。形態的派生の機能と、語彙的な自他対応を区別する必要があります。
選択肢の確認
1.「落とす―落ちる」は働きかけと状態変化の自他対応なので○の内容です。
2.「付ける―付く」は「人が印を付ける/印が付く」と対応するので○の内容です。
3.「外す―外れる」は対象操作と結果状態を表す自他対応なので○の内容です。
4.「流す―流れる」は他動的に水を動かす場合と水が移動する場合の対応なので○の内容です。
5.「書く―書ける」は基本形と可能形であって自他動詞の対ではないため×で正答です。
覚えるポイント
「を→が」になるだけで自動詞とは限りません。可能、受身、尊敬などの派生形か、独立した状態変化動詞かを確認します。