26PM100|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
聴覚障害のある学生に対する合理的配慮として適切でないのはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
オープンスペース型教室は周囲の話声・雑音・残響が入りやすく、話者との距離も一定しません。聴覚障害学生には不利で、合理的配慮として不適切です。
解説
聴覚障害学生への合理的配慮は、本人のニーズと授業の本質を確認し、情報アクセス上の障壁を個別に調整します。ノートテイクは口頭説明を文字化し、音声文字変換ソフトもリアルタイムで視覚情報を提供します。教員の口形・板書が見やすく、雑音源から離れた座席を確保することも有効です。これに対し壁の少ないオープンスペースでは隣接活動の雑音が混入し、信号対雑音比が悪化して補聴器・人工内耳でも聞き取りにくくなります。英語リスニング試験は評価目的を保てる補助機器、別室、音量調整、代替課題をまず検討し、障害特性上公平な評価が困難なら個別判断で免除等も配慮になり得ます。
選択肢の確認
1.「ノートテイク」は音声情報を視覚化して授業アクセスを保障するため○の内容です。
2.「座席位置の配慮」は話者に近く読話・視覚情報を得やすくするため○の内容です。
3.「オープンスペース型教室」は背景雑音が増え聴取条件を悪化させるため×で正答です。
4.「音声文字変換ソフト」はリアルタイム字幕として有効で○の内容です。
5.「英語リスニング試験の免除」は評価目的と本人状況に応じた個別配慮になり得るため○の内容です。
覚えるポイント
聴取支援は距離を短く、雑音・残響を小さく、内容を文字・視覚で補います。合理的配慮は一律でなく本人との建設的対話で決めます。