27PM095|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問
耳管開放症に関係ないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
耳管開放症では耳管が閉じず自声強聴などを生じますが、耳漏は外耳・中耳から分泌物が流出する所見で、直接関係しません。
解説
耳管は通常安静時に閉じ、嚥下時に開いて中耳を換気します。開放症では安静時も開き、自分の声や呼吸音が耳へ響く自声強聴、耳閉感、呼吸性に変動する鼓膜所見がみられます。急激な体重減少で耳管周囲脂肪組織が減ること、妊娠に伴うホルモン・体液変化などが誘因になります。鼻すすりは一時的に中耳を陰圧にして症状を軽くするため習慣化することがありますが、鼓膜陥凹や真珠腫性変化のリスクになります。耳漏は鼓膜穿孔を伴う中耳炎、外耳炎、術後などでみられる排液で、開放耳管から通常液が流れ出る病態ではありません。体位での症状変化も問診します。
選択肢の確認
1.「耳漏」は感染・鼓膜穿孔等の所見で耳管開放症と関係せず○です。
2.「妊娠」はホルモン・体液変化により発症契機となり×の内容です。
3.「鼻すすり」は症状を一時軽減する行動として関連し×の内容です。
4.「自声強聴」は自分の声が異常に響く代表症状で×の内容です。
5.「急激な体重減少」は耳管周囲組織減少による誘因で×の内容です。
覚えるポイント
開放症は自声・呼吸音が響き、臥位で軽くなることがあります。体重減少、妊娠、鼻すすり習慣を確認します。