27AM054第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語聴覚障害総論

日本語アクセントの異常をもたらすのはどれか

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

日本語アクセントは主に語内の相対的な高低と下降位置で実現される。声の高さを時間的に精密制御できない失調性構音障害では、アクセント型が崩れ得る。

解説

小脳性失調では発話運動のタイミング、範囲、力の調節が不安定となり、声の高さ・強さ・持続時間の変化も不規則になる。日本語の語アクセントはピッチの高低配置で語を区別するため、高低調節困難はアクセントの誤りや平板化、不自然な変動をもたらす。促音化構音は子音の時間構造、心因性発声障害は発声成立、音韻性錯語は音素選択、吃音の繰り返しは流暢性の問題で、いずれも日本語アクセント異常を直接説明するものではない。

選択肢の確認

1.「失調による声の高低の調節困難」:正しい。ピッチ制御の不規則性が高低アクセントの型を乱す。
2.「機能性構音障害の促音化構音」:誤り。音の延長・詰まりなど時間的構音の誤りで、語のピッチ配置とは異なる。
3.「心因性発声障害」:誤り。失声や不安定発声を生じるが、特異的なアクセント障害ではない。
4.「失語症の音韻性錯語」:誤り。音素の置換・転置という分節音の選択障害である。
5.「吃音の繰り返し」:誤り。音・音節の反復は流暢性症状で、アクセント型の障害とは区別する。

覚えるポイント

日本語は高低アクセントなので、失調によるF0制御障害が直結する。分節音、発声、流暢性の障害と分ける。

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