第27回・2025年

27AM078|第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

構音障害の原因とならないのはどれか。

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正解2

正答

(2)

この問題のポイント

構音障害の原因となる形態・運動・聴覚上の問題と、通常は機能障害を伴わない舌表面の形態変異を区別する。溝状舌は舌背の溝であり、一般に構音を障害しない。

解説

構音には口唇・舌・口蓋の形態と運動、鼻咽腔閉鎖、標的音を学習するための聴覚フィードバックが必要である。口唇裂、粘膜下口蓋裂、舌小帯短縮症は程度により構音点形成や口腔内圧、舌尖運動を妨げ、高度難聴は音韻・構音学習に影響する。溝状舌は舌背に複数の溝がみられる良性の形態的特徴で、清掃不良による炎症には注意するが、舌の可動域や筋力を通常損なわず構音障害の原因とはならない。

選択肢の確認

1.「口唇裂」:誤り。口唇閉鎖や両唇音形成に影響し、口蓋裂合併時は構音障害リスクが高い。
2.「溝状舌」:正しい。舌表面の溝という形態変異で、通常は舌運動・構音機能を障害しない。
3.「高度難聴」:誤り。音声の聴取・自己モニタリングが難しく、構音・音韻獲得の遅れや誤りを生じる。
4.「粘膜下口蓋裂」:誤り。鼻咽腔閉鎖不全から開鼻声や声門破裂音などを来し得る。
5.「舌小帯短縮症」:誤り。重度なら舌尖挙上・前方運動を制限し、一部の舌音に影響し得る。

覚えるポイント

外見上の異常が直ちに機能障害とは限らない。構音評価では形態だけでなく可動域、閉鎖、聴覚、実際の音産生を確認する。

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