28PM032第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

生涯発達心理学

発達に対する遺伝と環境との影響の強さを調べるための研究法はどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

遺伝要因と環境要因の相対的寄与を調べるには、遺伝的類似度の異なる一卵性・二卵性双生児の類似性を比較する双生児法を用いる。

解説

一卵性双生児はほぼ同じ遺伝情報を共有し、二卵性双生児は平均して一般のきょうだいと同程度を共有する。各特性の級内相関や一致率を比較し、一卵性の類似が二卵性より大きいほど遺伝的寄与が示唆される。別々に養育された一卵性双生児の比較は環境差を検討する手掛かりになる。ただし遺伝と環境の相互作用や、共有環境が完全に等しいという仮定には注意が必要である。

選択肢の確認

1.「双生児法」:正しい。卵性による遺伝的類似度の差を利用し、遺伝率や環境寄与を推定する。
2.「選好注視法」:誤り。乳児が二刺激のどちらを長く見るかから弁別・選好を測る。
3.「内観法」:誤り。自分の意識経験を観察し報告する心理学的方法である。
4.「面接法」:誤り。質問と応答から経験・意見・症状を収集するが、遺伝環境寄与を直接分離しない。
5.「民族誌法」:誤り。集団の文化・生活へ参与観察し詳細に記述する質的研究法である。

覚えるポイント

双生児法・養子法・家族法は行動遺伝学の基本。ただし遺伝率は特定集団・環境での分散割合で個人の固定値ではない。

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