19AM034第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

生涯発達心理学

児童期の記述として誤っているのはどれか。 a.認知発達に関しては、メタ認知が発達する時期である。 b.Erikson.E.H.によると、この時期の発達課題は勤勉性―劣等感である。 c.Freud.S.によると、潜伏期と呼ばれる。 d.Piaget.J.によると、前操作期と呼ばれる。 e.言語発達に関しては、二項関係コミュニケーションが発達する時期である。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

児童期はPiagetの具体的操作期であり、前操作期ではない。また二項関係コミュニケーションは乳児期早期の対人的やり取りで、児童期の言語発達を特徴づけない。dとeが誤りである。

解説

就学期には、自分の記憶・理解・問題解決を監視し調整するメタ認知が発達する。Eriksonは学校生活や課題達成を通じて有能感を得る『勤勉性対劣等感』を発達課題とし、Freudは性的関心が比較的潜在化する潜伏期とした。Piagetでは保存概念、分類、系列化、可逆性などが可能になる具体的操作期である。一方、相手との二項関係から対象を含む三項関係・共同注意へ進むコミュニケーション発達は乳幼児期の枠組みで、学童期固有ではない。

選択肢の確認

1.「a,b」:aのメタ認知の発達とbの勤勉性対劣等感は、いずれも児童期を適切に説明するため、誤った二項の組合せではない。
2.「a,e」:aとeのうちeは乳児期の対人コミュニケーションを指すため、両方が正しい組合せではない。
3.「b,c」:bの勤勉性対劣等感とcの潜伏期はいずれも児童期を表す理論上の位置づけである。
4.「c,d」:cは正しいが、dの前操作期はおよそ2~7歳で、児童期中心は具体的操作期となる。
5.「d,e」:dの発達段階とeの二項関係はいずれも児童期の記述として誤っている。

覚えるポイント

児童期はErikson=勤勉性、Freud=潜伏期、Piaget=具体的操作期、認知=メタ認知と横断して覚える。

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