19AM035|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
Marcia.J.E.による自我同一性地位の研究において、地位を示す用語として誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
Marciaの自我同一性地位は、危機を経験したかと積極的関与があるかの二軸から、達成・モラトリアム・早期完了・拡散の四つに分類する。再体制化は四地位の名称ではない。
解説
アイデンティティ達成は探索という危機を経て進路や価値へ関与している状態、モラトリアムは探索中で関与が未確定の状態、早期完了は十分な探索なしに親などの価値へ関与した状態、拡散は探索も安定した関与も乏しい状態である。地位は固定された人格類型ではなく発達や生活経験で移行し得るが、『アイデンティティ再体制化』を基本四地位の名称には用いない。用語問題では、危機・関与の有無を2×2表へ書き込むと確実に判定できる。
選択肢の確認
1.「アイデンティティ再体制化」:アイデンティティ再体制化はMarciaが示した基本四地位の正式な一名称ではない。
2.「アイデンティティ達成」:アイデンティティ達成は危機を経験し、自己選択した価値や目標へ関与している地位である。
3.「アイデンティティ拡散」:アイデンティティ拡散は危機も積極的関与も乏しい地位として四分類に含まれる。
4.「モラトリアム」:モラトリアムは危機・探索の最中で、確固とした関与にまだ至っていない地位である。
5.「早期完了」:早期完了は探索を十分経ずに関与が成立した地位で、フォークロージャーとも呼ばれる。
覚えるポイント
危機あり・関与あり=達成、危機中=モラトリアム、危機なし・関与あり=早期完了、両方なし=拡散である。