Y2019M10Q28|2019年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線検出器とそれに関係の深い事項との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。電離箱は飽和領域で一次イオン対をほぼ全て収集し、平均電離電流から線量率を求めます。 窒息現象は強い放射線場でGM管が連続放電状態となり、かえって計数できなくなる現象です。
解説
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。
GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。
選択肢の確認
1.電離箱 ………………………… 窒息現象
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。窒息現象は強い放射線場でGM管が連続放電状態となり、かえって計数できなくなる現象です。
2.比例計数管 …………………… グロー曲線
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。グロー曲線は照射済みTLD素子を加熱したときの温度と発光強度の関係です。比例計数管は気体増幅パルスを利用するため、用語の対応が誤りです。
3.GM 計数管 …………………… 電子なだれ
○ 判定:正答(記述は正しい)。GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。
4.半導体検出器 ……………… ラジオフォトルミネセンス
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。半導体検出器は空乏層で生じた電子・正孔対を収集する固体電離箱で、Siのε値は約3.6 eVです。
5.化学線量計 …………………… ε値
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。ε値は半導体中に電子・正孔対1個を作る平均エネルギーで、Siでは約3.6 eVです。
覚えるポイント
GM計数管では強い電界により電子なだれが発生し、それが管全体の放電へ発展します。電離箱=飽和領域、比例管=気体増幅、GM=プラトー、半導体=空乏層、シンチレータ=蛍光と対応させます。