Y2020M04Q34|2020年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線の被ばくによる確率的影響と確定的影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
組織反応にはしきい線量があり、超過後は発生率と重篤度が線量とともに増します。組織反応(確定的影響)にはしきい線量があり、超えると発生率と重篤度が増します。確率的影響は防護上しきい値なしと仮定し、線量とともに発生確率が増すが重篤度は線量に依存しません。
解説
組織反応(確定的影響)にはしきい線量があり、超えると発生率と重篤度が増します。確率的影響は防護上しきい値なしと仮定し、線量とともに発生確率が増すが重篤度は線量に依存しません。
組織反応(確定的影響)にはしきい線量があり、線量増加に対する集団の発生率はS字状、発症後の重篤度も線量とともに増します。
選択肢の確認
1.確率的影響では、被ばく線量が増加すると影響の発生確率も増加する。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。確率的影響は防護上しきい値なしと仮定し、線量とともに発生確率が増しますが、発症した場合の重篤度は線量で決まりません。
2.確定的影響では、被ばく線量と影響の発生確率との関係が、シグモイド曲線で示される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。組織反応では個体差を含む集団の発生率が、しきい線量付近から立ち上がるS字状曲線になります。
3.遺伝的影響は、確率的影響に分類される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。遺伝的影響は、発生確率が線量とともに増す確率的影響として放射線防護上扱います。
4.確定的影響は、実効線量により評価される。
× 判定:正答(誤っている記述)。実効線量Eは各組織等価線量を加重し、確率的影響の防護を目的とする量です。組織反応では対象組織の吸収線量または等価線量を閾値と比べるため、評価量の説明が誤りです。
5.胎内被ばくによる胎児の奇形は、確定的影響に分類される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。胎児奇形は器官形成期の組織反応で、発症にしきい線量がある確定的影響に分類します。
覚えるポイント
しきい値あり・重篤度増加=組織反応、しきい値なし仮定・確率増加=がん/遺伝的影響です。組織反応(確定的影響)にはしきい線量があり、線量増加に対する集団の発生率はS字状、発症後の重篤度も線量とともに増します。 胎児奇形は器官形成期の組織反応で、発症にしきい線量がある確定的影響に分類します。