Y2021M10Q38|2021年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線被ばくによる放射線皮膚炎の症状に関する次のA からD の記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 0.2Gy の被ばくでは、皮膚の充血や腫脹がみられる。 B 3Gy の被ばくでは、軽度の紅斑や一時的な脱毛がみられる。 C 5Gy の被ばくでは、水疱や永久脱毛がみられる。 D 25Gy の被ばくでは、進行性びらんや難治性の潰瘍がみられる。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
皮膚反応は線量に応じ、紅斑・一時脱毛から永久脱毛、水疱、潰瘍へ重くなります。発症にはしきい線量があり、重篤度は線量に依存します。0.2 Gyは可視的な充血や腫脹を生じる皮膚線量として低すぎます。皮膚が約3 Gy被ばくすると軽度の紅斑や毛母細胞障害による一時脱毛が現れ得るため、線量と症状の対応は正しいです。
解説
条件を満たす記述は「B,D」です。
A:誤り。0.2 Gyは可視的な充血や腫脹を生じる皮膚線量として低すぎます。これらの皮膚反応はより高い局所線量で問題となるため誤りです。
B:正しい。皮膚が約3 Gy被ばくすると軽度の紅斑や毛母細胞障害による一時脱毛が現れ得るため、線量と症状の対応は正しいです。
C:誤り。5 Gyで水疱と永久脱毛をともに想定するのは過大です。水疱や毛包の不可逆的損傷による永久脱毛は、通常これより高い局所線量で生じます。
D:正しい。皮膚に約25 Gyの高線量が付与されると、皮膚幹細胞と微小血管が広範に障害され、進行性びらんや難治性潰瘍に至り得るため正しい記述です。
選択肢の確認
1.A,B
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Aは組合せに入れられません。0.2 Gyは可視的な充血や腫脹を生じる皮膚線量として低すぎます。これらの皮膚反応はより高い局所線量で問題となるため誤りです。 Dは組合せに必要です。皮膚に約25 Gyの高線量が付与されると、皮膚幹細胞と微小血管が広範に障害され、進行性びらんや難治性潰瘍に至り得るため正しい記述です。
2.A,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Aは組合せに入れられません。0.2 Gyは可視的な充血や腫脹を生じる皮膚線量として低すぎます。これらの皮膚反応はより高い局所線量で問題となるため誤りです。 Cは組合せに入れられません。5 Gyで水疱と永久脱毛をともに想定するのは過大です。水疱や毛包の不可逆的損傷による永久脱毛は、通常これより高い局所線量で生じます。 Bは組合せに必要です。皮膚が約3 Gy被ばくすると軽度の紅斑や毛母細胞障害による一時脱毛が現れ得るため、線量と症状の対応は正しいです。 Dは組合せに必要です。皮膚に約25 Gyの高線量が付与されると、皮膚幹細胞と微小血管が広範に障害され、進行性びらんや難治性潰瘍に至り得るため正しい記述です。
3.B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Cは組合せに入れられません。5 Gyで水疱と永久脱毛をともに想定するのは過大です。水疱や毛包の不可逆的損傷による永久脱毛は、通常これより高い局所線量で生じます。 Dは組合せに必要です。皮膚に約25 Gyの高線量が付与されると、皮膚幹細胞と微小血管が広範に障害され、進行性びらんや難治性潰瘍に至り得るため正しい記述です。
4.B,D
○ 判定:正答(記述は正しい)。Bは正しい記述です。皮膚が約3 Gy被ばくすると軽度の紅斑や毛母細胞障害による一時脱毛が現れ得るため、線量と症状の対応は正しいです。 Dは正しい記述です。皮膚に約25 Gyの高線量が付与されると、皮膚幹細胞と微小血管が広範に障害され、進行性びらんや難治性潰瘍に至り得るため正しい記述です。
5.C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Cは組合せに入れられません。5 Gyで水疱と永久脱毛をともに想定するのは過大です。水疱や毛包の不可逆的損傷による永久脱毛は、通常これより高い局所線量で生じます。 Bは組合せに必要です。皮膚が約3 Gy被ばくすると軽度の紅斑や毛母細胞障害による一時脱毛が現れ得るため、線量と症状の対応は正しいです。
覚えるポイント
皮膚反応は線量が上がるほど「紅斑→脱毛→水疱・潰瘍」と重くなる組織反応です。皮膚の紅斑、脱毛、潰瘍にはそれぞれしきい線量があり、線量上昇で重篤な反応へ移ります。