Y2023M04Q292023年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識測定・校正・誤差

ある放射線測定器を用いてt 秒間放射線を測定し、計数値N を得たとき、計数値の標準偏差を表すものは、次のうちどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

独立な計数はポアソン統計に従い、計数値Nの標準偏差は√N、t秒間の計数率N/tの標準偏差は√N/t=√(n/t)です。積分回路では時定数も統計変動に影響します。計数と計数率を区別し、平方根を取る前後で測定時間の次元が消えるかを確かめます。 総計数Nを増やすと相対標準偏差1/√Nは小さくなり、測定時間を4倍にすると統計的相対誤差は約1/2になります。

解説

独立な計数はポアソン統計に従い、計数値Nの標準偏差は√N、t秒間の計数率N/tの標準偏差は√N/t=√(n/t)です。積分回路では時定数も統計変動に影響します。

独立計数はポアソン統計に従うので、計数値Nの分散はN、標準偏差はσ_N=√Nです。したがって√Nを示す(3)が正答です。

選択肢の確認

1.N/t
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。N/tは計数率であり、標準偏差ではありません。 総計数Nを増やすと相対標準偏差1/√Nは小さくなり、測定時間を4倍にすると統計的相対誤差は約1/2になります。

2.N/t²
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。N/t²は計数率の分散と似た形ですが、問われた計数値の標準偏差ではありません。

3.√N
○ 判定:正答(記述は正しい)。ポアソン計数値の標準偏差です。 計数率の標準偏差はcps、相対標準偏差は無次元又は%で表すため、両者の単位を混同しません。

4.√(N/t)
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。√(N/t)は次元も計数値の標準偏差と合いません。

5.√N/t
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。√N/tは計数率の標準偏差であり、本問の対象が異なります。

覚えるポイント

「計数なら√N、計数率なら時間で割る」。相対標準偏差はさらに平均計数率で割ります。 計数率の標準偏差はcps、相対標準偏差は無次元又は%で表すため、両者の単位を混同しません。

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