Y2023M04Q40|2023年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線による生体への影響について、その発症にしきい線量が存在するもののみの組合せは次のうちどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
白血球減少、永久不妊、胎児奇形はいずれもしきい線量を持つ組織反応です。白血病、乳がん、遺伝的影響は確率的影響なので、防護上しきい値なしと扱います。
解説
白血球減少、永久不妊、胎児奇形はいずれも、多数の細胞損傷を背景に一定線量以上で現れる組織反応又は発生影響で、しきい線量があると扱います。一方、白血病、乳がん、遺伝的影響は確率的影響に分類され、防護上しきい値を仮定しません。したがって、しきい線量があるものだけを含む1が正答です。
選択肢の確認
1.白血球減少 永久不妊 胎児奇形
○ 判定:正答(記述は正しい)。白血球減少、永久不妊、胎児奇形はいずれもしきい線量をもつ影響です。
2.白血病 発育遅延 放射線宿酔
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。発育遅延と放射線宿酔にはしきい値がありますが、白血病は確率的影響です。
3.放射線宿酔 放射線皮膚炎 遺伝的影響
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。放射線宿酔と皮膚炎にはしきい値がありますが、遺伝的影響を含みます。
4.精神発達遅滞 胚死亡 乳がん
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。精神発達遅滞と胚死亡にはしきい値がありますが、乳がんは確率的影響です。
5.永久不妊 脱毛 遺伝的影響
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。永久不妊と脱毛にはしきい値がありますが、遺伝的影響を含みます。
覚えるポイント
放射線宿酔、皮膚炎、脱毛、胚死亡、精神発達遅滞にも組織反応としてのしきい線量があります。候補を疾患名ではなく線量反応型へ分類して判定します。