Y2023M10Q39|2023年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線による生体への影響について、その発症にしきい線量が存在するもののみの組合せは次のうちどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
白血球減少、永久不妊、胎児奇形はしきい線量を持つ組織反応です。白血病、乳がん、遺伝的影響は確率的影響に分類し、しきい値なしを仮定します。
解説
白血球減少、永久不妊、胎児奇形は、多数の細胞が損傷して初めて現れる組織反応又は発生影響であり、しきい線量があると扱います。白血病・乳がんは発がん、遺伝的影響は生殖細胞変異に基づく確率的影響で、防護上しきい値を仮定しません。したがって1だけが該当するもののみの組合せです。
選択肢の確認
1.白血球減少 永久不妊 胎児奇形
○ 判定:正答(記述は正しい)。白血球減少、永久不妊、胎児奇形はいずれも一定数の細胞・組織障害を要する組織反応で、発症にしきい線量があります。三項とも条件を満たします。
2.白血病 発育遅延 放射線宿酔
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。発育遅延と放射線宿酔はしきい線量を持つ組織反応ですが、白血病は確率的影響で、防護上しきい値なしと仮定します。白血病が混じるため除外します。
3.放射線宿酔 放射線皮膚炎 遺伝的影響
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。放射線宿酔と放射線皮膚炎にはしきい線量がありますが、遺伝的影響は確率的影響としてしきい値なしを仮定します。三項全てという条件を満たしません。
4.精神発達遅滞 胚死亡 乳がん
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。精神発達遅滞と着床前期の胚死亡は組織反応ですが、乳がんは確率的影響です。乳がんには防護上しきい値を置かないため、この組合せは除外します。
5.永久不妊 脱毛 遺伝的影響
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。永久不妊と脱毛はしきい線量を持つ組織反応です。一方、遺伝的影響は確率的影響なので、しきい線量が存在するものだけの組合せではありません。
覚えるポイント
胚死亡、精神発達遅滞、皮膚炎、脱毛、放射線宿酔も組織反応です。影響名ごとに線量反応型を割り当ててから組合せを評価します。