Y2023M10Q92023年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識遮蔽・距離・管理区域

エックス線装置を使用する管理区域を設定するための外部放射線の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

測定中の指針シフトが小さい測定器を用い、ゼロ点移動による系統的な過大・過小評価を避けます。国家標準へ連なる基準測定器又は証明済み線源で、測定日前1年以内に感度を校正した測定器を用いると、境界測定の信頼性を確保できます。

解説

管理区域設定の外部放射線測定は、瞬時の空間分布を確認するため原則として1 cm線量当量率を測ります。70 µm線量当量率が1 cm線量当量率の10倍を超えるおそれがある場所では70 µm線量当量率を用います。選択肢のように積算量である「線量当量」とするのが誤りです。測定器は1年以内の校正、積算型の使用可、低シフト、作業床面上約1 mという条件も確認します。

選択肢の確認

1.測定は、原則として1cm 線量当量について行うが、70µm 線量当量が1cm 線量当量の10倍を超えるおそれのある場所においては、70µm 線量当量について行う。
判定:正答(誤っている記述・組合せ)。 管理区域設定では原則1 cm線量当量率を測り、必要時は70 µm線量当量率を用います。積算量である線量当量へ置き換えた点が誤りです。

2.測定器は、国家標準とのトレーサビリティが明確になっている基準測定器又は数量が証明されている線源を用いて測定実施日の1 年以内に校正されたものを使用する。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 国家標準へ連なる基準測定器又は証明済み線源で、測定日前1年以内に感度を校正した測定器を用いると、境界測定の信頼性を確保できます。

3.測定器は、サーベイメータのほか、積算型放射線測定器を用いることができる。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 境界の線量率はサーベイメータ、期間線量は積算型測定器で評価できるため、測定目的に合う校正済みのいずれの器種も使用できます。

4.測定器は、測定中に指針の漂動(シフト)が少ないものを使用する。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 測定中の指針シフトが小さい測定器を用い、ゼロ点移動による系統的な過大・過小評価を避けます。

5.測定点の高さは、作業床面上の約1m の位置とする。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 管理区域設定の測定点は作業床面上約1 mを基本とし、計算で求めた境界の外側から内側へ測定して境界を確定します。

覚えるポイント

管理区域設定の測定点は作業床面上約1 mを基本とし、計算で求めた境界の外側から内側へ測定して境界を確定します。境界の線量率はサーベイメータ、期間線量は積算型測定器で評価できるため、測定目的に合う校正済みのいずれの器種も使用できます。

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