Y2024M04Q252024年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識電離箱・比例計数管・GM計数管

GM 計数管式サーベイメータによる測定に関する次の文中の[ ]内に入れるA の語句及びB の数値の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。 「GM 計数管式サーベイメータにより放射線を測定し、490cps の計数率を得た。GM 計数管の[ A ]時間が200μs であるとき、真の計数率は、約[ B ]cps である。」 A B

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

非麻痺型近似では実測計数率m、分解時間τに対して真の計数率M=m/(1−mτ)です。分解時間を秒へ直してmτを無次元化し、真の計数率を求めた後で必要なら実測率との差を取ります。GM計数管は放電後すぐには次の事象を分離できません。

解説

Aは「分解」です。数え落とし補正式M=m/(1−mτ)のτに入れるのは、二つの事象を分離できるまでの分解時間です。
Bは「540」です。非麻痺型近似へm=490 cps、τ=200 μs=2.00×10⁻⁴ sを代入すると、M=490/(1−490×2.00×10⁻⁴)=543 cpsとなり、丸めて540 cpsです。

数値欄は、単位をそろえて次のように確かめます。分解時間をτ=200 μs=0.0002 sに直し、M=m/(1−mτ)へm=490 cpsを代入すると、真の計数率はM=543.2 cpsです。

選択肢の確認

1.不感 510
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「不感」(正しくは「分解」)、B欄が「510」(正しくは「540」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

2.不感 540
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「不感」(正しくは「分解」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。 真値を540 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=540/(1+540×0.0002)=487.36 cpsです。設問の490 cpsを再現せず、分解時間200 μsの補正不足又は過補正に当たります。

3.回復 540
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A欄が「回復」(正しくは「分解」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。 真値を540 cpsとすると、実測値はm=M/(1+Mτ)=540/(1+540×0.0002)=487.36 cpsです。設問の490 cpsを再現せず、分解時間200 μsの補正不足又は過補正に当たります。

4.分解 510
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。B欄が「510」(正しくは「540」)であり、少なくとも一つの欄が条件と一致しません。

5.分解 540
○ 判定:正答(記述は正しい)。A=分解、B=540となり、空欄ごとに確定した因果関係が全て成立します。

覚えるポイント

非麻痺型GM計数管ではM=m/(1−mτ)で真の計数率を補正します。分解時間τはμsからsへ換算し、数え落としは補正後のMから実測mを引きます。 μsをsに直し、分母1−mτを作ります。

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