Y2025M04Q23|2025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線検出器とそれに関係の深い用語との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。電離箱は飽和領域で一次イオン対をほぼ全て収集し、平均電離電流から線量率を求めます。 窒息現象は極端な高計数率でGM管が連続放電状態となり計数不能になる現象です。
解説
電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。
半導体検出器は空乏層で生じた電子・正孔対を収集する固体電離箱で、Siのε値は約3.6 eVです。
選択肢の確認
1.比例計数管 ……………………… 窒息現象
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。窒息現象は極端な高計数率でGM管が連続放電状態となり計数不能になる現象です。比例計数管に固有の事項ではありません。
2.フリッケ線量計 ………………… 充電
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。フリッケ線量計はFe²⁺の放射線酸化によるFe³⁺増加を吸光度で読みます。充電はPD型ポケット線量計などの操作で、化学線量計とは対応しません。
3.GM 計数管 ……………………… グロー曲線
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。グロー曲線はTLDの加熱温度と発光強度の関係です。GM管に関係するのはプラトーや不感時間であり、対応が誤りです。
4.シンチレーション検出器 ……… 空乏層
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。空乏層は逆バイアスした半導体接合に形成される検出領域です。シンチレーション検出器は蛍光体を使うため対応しません。
5.半導体検出器 …………………… 固体電離箱
○ 判定:正答(記述は正しい)。半導体検出器は空乏層で生じた電子・正孔対を収集し、固体電離箱として作動します。正しい組合せです。
覚えるポイント
半導体検出器は空乏層で生じた電子・正孔対を収集する固体電離箱で、Siのε値は約3.6 eVです。電離箱=飽和領域、比例管=気体増幅、GM=プラトー、半導体=空乏層、シンチレータ=蛍光と対応させます。