Y2025M04Q24|2025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
GM 計数管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
GM領域では一つの入射事象が管全体の放電へ発展するため、パルスは大きい一方、一次電離量すなわち入射エネルギーの情報は失われます。消滅ガス、プラトー、不感時間も重要です。GM管は全放電で大パルスを得ますが、一次電離量の情報を失うためエネルギー分析はできません。 GM管の主気体にはArなどの希ガスを用い、放電を止めるため有機ガス又はハロゲンを消滅ガスとして少量加えます。
解説
GM領域では一つの入射事象が管全体の放電へ発展するため、パルスは大きい一方、一次電離量すなわち入射エネルギーの情報は失われます。消滅ガス、プラトー、不感時間も重要です。
選択肢の確認
1.GM 計数管では、入射する放射線が非常に多くなると、弁別レベル以下の放電が連続し、出力パルスが得られなくなる現象が起こる。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。非常に高い計数率では弁別レベル以下の放電が連続してパルスを取り出せない窒息現象が起こり得ます。
2.GM 計数管の電離気体としては、通常、アルゴンなどの貴ガス(希ガス)が用いられる。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。GM管の主気体にはArなどの希ガスを用い、放電を止めるため有機ガス又はハロゲンを消滅ガスとして少量加えます。
3.GM 計数管には、放射線によって生じる放電を短時間で消滅させるため、消滅ガスとして、少量のアルコール又はハロゲンガスが混入される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。GM管では持続放電を止めるため、アルコール等の有機ガス又は臭素等のハロゲンを消滅ガスとして少量加えます。
4.出力されたパルス波高は、入射放射線のエネルギーに比例する。
× 判定:正答(誤っている記述)。GM領域では電子なだれが管全体の放電へ発展し、一次電離量が異なっても出力パルス波高はほぼ一定です。入射エネルギーに比例しません。
5.GM 計数管には、放射線が入射してもパルス信号が検出できない時間があり、これを不感時間という。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。放電直後の検出不能区間が不感時間、次のパルスが弁別レベルを超えるまでが分解時間です。通常のパルス波高へ完全に戻るまでを回復時間といいます。
覚えるポイント
GMは「高感度・大パルス・エネルギー分析不可・不感時間あり」です。非常に高い計数率では弁別レベル以下の放電が連続してパルスを取り出せない窒息現象が起こり得ます。