Y2025M04Q38|2025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線の被ばくによる確率的影響と確定的影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
組織反応(確定的影響)にはしきい線量があり、超えると発生率と重篤度が増します。確率的影響は防護上しきい値なしと仮定し、線量とともに発生確率が増すが重篤度は線量に依存しません。組織反応にはしきい線量があり、超過後は発生率と重篤度が線量とともに増します。 早期影響は多数の細胞障害に基づく組織反応として現れるため、試験上は確定的影響に分類します。
解説
組織反応(確定的影響)にはしきい線量があり、超えると発生率と重篤度が増します。確率的影響は防護上しきい値なしと仮定し、線量とともに発生確率が増すが重篤度は線量に依存しません。
遺伝的影響は、発生確率が線量とともに増す確率的影響として放射線防護上扱います。
選択肢の確認
1.確率的影響では、被ばくした集団中の影響の発生確率は、被ばく線量の増加とともに増加する。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。確率的影響は防護上しきい値なしと仮定し、線量とともに発生確率が増しますが、発症した場合の重篤度は線量で決まりません。
2.遺伝的影響には、確率的影響に分類されるものと確定的影響に分類されるものがある。
× 判定:正答(誤っている記述)。遺伝的影響は、発生確率が線量とともに増す確率的影響として放射線防護上扱います。
3.早期影響は、全て確定的影響に分類される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。早期影響は多数の細胞障害に基づく組織反応として現れるため、試験上は確定的影響に分類します。
4.確定的影響では、障害の重篤度は、被ばく線量に依存する。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。組織反応(確定的影響)にはしきい線量があり、線量増加に対する集団の発生率はS字状、発症後の重篤度も線量とともに増します。
5.しきい線量は、確定的影響には存在するが、確率的影響には存在しないと考えられている。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。組織反応にはしきい線量がありますが、確率的影響は防護上しきい値なしと仮定します。
覚えるポイント
遺伝的影響は、発生確率が線量とともに増す確率的影響として放射線防護上扱います。しきい値あり・重篤度増加=組織反応、しきい値なし仮定・確率増加=がん/遺伝的影響です。