Y2026M04Q222026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識電離箱・比例計数管・GM計数管

被ばく線量を測定するための放射線測定器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で読みます。OSLDはAl2O3:Cなどを用いる光刺激ルミネセンスで、RPL現象やCaF2素子とする説明は誤りです。

解説

OSL素子に光を当てると、放射線で捕獲準位に蓄えられた電子が解放され発光します。RPLとは別の現象で、CaF₂は熱ルミネセンス材料として知られます。よって二重に取り違えた(4)が誤りです。

選択肢の確認

1.熱ルミネセンス線量計(TLD)は、放射線照射後、素子を加熱することによって発する蛍光の強度から線量を読み取る線量計で、線量を読み取ると素子から情報が消失してしまうので、再度読み取ることができない。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。TLDは加熱発光を読み、読出しで照射情報が消えるため同じ情報の再読出しはできません。

2.蛍光ガラス線量計は、放射線にさらされた銀活性リン酸塩ガラスの検出素子に紫外線を当てて発する蛍光を利用したもので、線量の読み取りを繰り返し行うことができる。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。RPLDは銀活性リン酸塩ガラスを紫外線で励起し、繰返し読出しできます。

3.半導体式ポケット線量計は、固体内での放射線の電離作用を利用した線量計で、検出器にはPN 接合型シリコン半導体が用いられている。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。半導体式ポケット線量計はSiのPN接合・空乏層で電子正孔対を集めます。

4.光刺激ルミネセンス(OSL)線量計は、ラジオフォトルミネセンスを利用した線量計で、検出素子にはフッ化カルシウムなどが用いられている。
× 判定:正答(誤っている記述)。OSLは光刺激ルミネセンスを利用し、代表材料はAl₂O₃:Cです。

5.電荷蓄積式(DIS)線量計は、不揮発性メモリ素子(MOSFET トランジスタ)を電離箱の構成要素の一部とした線量計である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。DISは電離箱と不揮発性MOSFETメモリを組み合わせて電荷を直接蓄積します。

覚えるポイント

半導体ポケット線量計はPN接合型シリコンを用いて直読できます。DISはMOSFETを組み込んだ電荷蓄積式で、受動型なので専用リーダが必要です。

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