Y2026M04Q392026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の生体に与える影響に関する知識細胞・DNA・染色体

エックス線被ばくによる末梢血液中の血球の変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

リンパ球は早期に減少し、寿命約120日の赤血球は末梢血での減少が遅く現れます。末梢血ではリンパ球が早期から減少し、赤血球は寿命が長いため変化が遅く、血小板減少は出血傾向につながります。造血幹細胞やリンパ球は高感受性です。

解説

末梢血液中の有形成分の変化が認められ始める目安は約0.25 Gy、すなわち250 mGy程度です。250 μGyは0.25 mGyで、その1000分の1にすぎないため、2が誤りです。リンパ球は早期に減少し、赤血球は寿命が長いため減少が最も遅く、赤血球減少は貧血、血小板減少は出血傾向につながります。

選択肢の確認

1.被ばくにより赤色骨髄中の幹細胞が障害を受けると、末梢血液中の血球数は減少していく。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。赤色骨髄の造血幹細胞が障害されると、末梢への血球供給が減ります。

2.末梢血液中の血球数の減少は、250μGy 程度の被ばくから認められる。
× 判定:正答(誤っている記述)。目安は250 μGyではなく約250 mGyで、単位が1000倍異なります。

3.末梢血液中のリンパ球を除く白血球は、被ばく直後は一時的に増加が認められることがある。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。リンパ球以外の白血球は、被ばく直後に一過性増加を示すことがあります。

4.末梢血液中の血球のうち、被ばく後減少が現れるのが最も遅いものは赤血球である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。寿命の長い赤血球は、減少が最も遅く現れます。成熟赤血球は寿命が約120日と長いため、骨髄障害後も末梢血での減少は他の血球より遅れて現れます。

5.末梢血液中の赤血球の減少は貧血を招き、血小板の減少は出血傾向を示す原因となる。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。赤血球減少は貧血、血小板減少は止血機能低下による出血傾向を招きます。

覚えるポイント

赤色骨髄の造血幹細胞が障害されると新たな血球供給が低下し、各血球の寿命に応じて末梢血球数が減少します。血球変化は「リンパ球が早い、赤血球が遅い」、赤血球低下=貧血、血小板低下=出血です。

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