34AM45|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学各論神経・筋・小児疾患登はん性起立・脳性麻痺・喘息・TIA・認知症
登はん性起立がみられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、登はん性起立がどの疾患でみられるかが問われています。
登はん性起立は、床から立ち上がるときに手を膝や大腿につき、体をよじ登るように起き上がる動作です。
解説
デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、骨盤帯や大腿部など近位筋の筋力低下が目立ちます。そのため、床から立ち上がるときに下肢と体幹だけでは起き上がりにくく、手で膝や大腿を支えながら立ち上がります。これを登はん性起立、またはガワーズ徴候といいます。
重症筋無力症では、易疲労性、眼瞼下垂、複視などが重要です。中心性脊髄損傷では上肢優位の運動障害が特徴です。脳性麻痺では痙性麻痺や運動発達の障害が問題になります。
ひっかけポイント
登はん性起立は近位筋の筋力低下を反映します。デュシェンヌ型筋ジストロフィーと結びつけて覚えます。
選択肢の確認
1.デュシェンヌ型筋ジストロフィー
正しい。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは近位筋優位の筋力低下が起こり、床から立ち上がる際に登はん性起立がみられます。
2.重症筋無力症
誤り。
重症筋無力症では神経筋接合部の障害により、易疲労性、眼瞼下垂、複視、嚥下障害などがみられます。登はん性起立の代表疾患ではありません。
3.中心性脊髄損傷
誤り。
中心性脊髄損傷では、下肢より上肢の運動障害が強いことが特徴です。登はん性起立を代表所見として選ぶ疾患ではありません。
4.脳性麻痺
誤り。
脳性麻痺は出生前後の脳障害に基づく運動・姿勢の障害です。痙性麻痺などがみられますが、登はん性起立の代表疾患はデュシェンヌ型筋ジストロフィーです。
覚えるポイント
- 登はん性起立はガワーズ徴候とも呼ばれます。
- デュシェンヌ型筋ジストロフィーで重要です。
- 近位筋、特に骨盤帯筋の筋力低下で起こります。
- 重症筋無力症は易疲労性と眼症状を押さえます。