7PM81|第7回 公認心理師国家試験 過去問
衝撃的な出来事やそれを知ったときの状況に関する鮮明な記憶として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、衝撃的な出来事を知ったときの鮮明な記憶を表す用語が問われています。
キーワードは、「衝撃的な出来事」「それを知ったときの状況」「鮮明な記憶」です。
解説
フラッシュバルブ記憶とは、社会的に重大な出来事や個人的に強い衝撃を受けた出来事について、それを知ったときの状況が写真のフラッシュのように鮮明に記憶される現象です。
たとえば、大きな災害、事件、事故、著名人の死などを知ったときに、「どこにいたか」「誰といたか」「何をしていたか」「どのように知ったか」を強く覚えている場合があります。
ただし、鮮明に感じられるからといって、常に正確とは限りません。記憶は時間とともに変容することがあります。
認知心理学のポイント
記憶問題では、短時間保持なのか、個人的出来事なのか、衝撃的出来事を知った場面なのかを区別します。衝撃的出来事を知った状況の鮮明な記憶は、フラッシュバルブ記憶です。
選択肢の確認
1.作業記憶
判定:適切とはいえない。
作業記憶は、情報を一時的に保持しながら操作する記憶システムです。計算や会話理解などに関わります。衝撃的出来事を知ったときの鮮明な記憶を指すものではありません。
2.自伝的記憶
判定:適切とはいえない。
自伝的記憶は、自分の人生に関する記憶全般を指します。衝撃的出来事を知った瞬間の鮮明な記憶は自伝的記憶に含まれる場合がありますが、より特定の用語としてはフラッシュバルブ記憶が適切です。
3.エピソード記憶
判定:適切とはいえない。
エピソード記憶は、いつ、どこで、何が起こったかという個別の出来事に関する記憶です。フラッシュバルブ記憶もエピソード記憶に近い性質を持ちますが、本問の「衝撃的な出来事やそれを知ったときの状況に関する鮮明な記憶」としては、フラッシュバルブ記憶が最も適切です。
4.アイコニック記憶
判定:適切とはいえない。
アイコニック記憶は、視覚情報がごく短時間保持される感覚記憶です。衝撃的出来事を知ったときの状況を長く鮮明に覚える記憶ではありません。
5.フラッシュバルブ記憶
判定:最も適切。
衝撃的な出来事や、それを知ったときの状況について、非常に鮮明に記憶される現象です。問題文の説明に合致します。
覚えるポイント
- フラッシュバルブ記憶は、衝撃的出来事を知ったときの状況に関する鮮明な記憶です。
- 鮮明に感じられても、必ずしも完全に正確とは限りません。
- 作業記憶、エピソード記憶、アイコニック記憶との違いを押さえます。