8PM109第8回 公認心理師国家試験 過去問

心理学基礎-04 記憶:抑制・スキーマ・フラッシュバルブ

課題を学習した直後よりも、一定時間経過した後のほうが記憶が鮮明に想起されることを表す用語として、正しいものを1つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、学習直後よりも一定時間後のほうがよく想起されるレミニセンスが問われています。

キーワードは、「学習直後よりも」「一定時間経過した後」「記憶が鮮明に想起される」です。

解説

レミニセンスとは、学習した直後よりも、少し時間が経過した後のほうが記憶成績がよくなる現象です。

通常、記憶は時間とともに忘却されやすいと考えられます。しかし、学習直後には疲労、干渉、緊張などの影響で十分に想起できなかった内容が、一定時間後にかえって思い出しやすくなることがあります。このような記憶の回復的現象をレミニセンスと呼びます。

似た用語にスリーパー効果があります。スリーパー効果は、説得的メッセージの効果が時間の経過後に強まる現象であり、記憶そのものが学習直後より鮮明に想起されるレミニセンスとは異なります。

ひっかけポイント
レミニセンスは記憶成績の回復、スリーパー効果は説得効果の遅延的増大です。どちらも時間経過が関係しますが、対象が違います。

選択肢の確認

1.潜在学習
判定:誤り。
潜在学習は、学習時には明確な行動として現れなくても、後に必要になったときに学習の成果が示される現象です。一定時間後に記憶がより鮮明になる現象ではありません。

2.部分学習
判定:誤り。
部分学習は、学習材料をいくつかの部分に分けて学習する方法です。記憶が一定時間後に鮮明になる現象を表す用語ではありません。

3.分散学習
判定:誤り。
分散学習は、学習を一度に集中して行うのではなく、時間を分けて行う方法です。学習直後より後で想起が改善する現象名ではありません。

4.レミニセンス
判定:正しい。
学習直後よりも、一定時間が経過した後のほうが記憶が鮮明に想起される現象です。問題文の説明に合致します。

5.スリーパー効果
判定:誤り。
スリーパー効果は、説得的コミュニケーションの効果が時間経過後に現れたり強まったりする現象です。記憶の想起が鮮明になる現象ではありません。

覚えるポイント

  • レミニセンスは、学習直後より一定時間後のほうが記憶成績がよくなる現象です。
  • 分散学習は学習方法、潜在学習は後になって表れる学習です。
  • スリーパー効果は、記憶ではなく説得効果に関係します。

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