8PM135|第8回 公認心理師国家試験 過去問
W. B. Schaufeli らが提唱したワーク・エンゲイジメントを構成する3つの要素に該当するものを2つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
この問題では、Schaufeli らが提唱したワーク・エンゲイジメントの3要素が問われています。
2つ選ぶ問題ですが、3要素のうち選択肢に含まれているものを選びます。
解説
ワーク・エンゲイジメントとは、仕事に関連するポジティブで充実した心理状態を指します。
Schaufeli らは、ワーク・エンゲイジメントを次の3要素で構成されるものとして説明しました。
- 活力
- 熱意
- 没頭
熱意は、仕事に意味や誇りを感じ、意欲的に取り組む状態です。
没頭は、仕事に深く集中し、時間がたつのを忘れるほど仕事に入り込んでいる状態です。
もう一つの要素である活力は、仕事に向かうエネルギーや粘り強さを表しますが、選択肢には含まれていません。
ワーク・エンゲイジメントは、バーンアウトとは対照的な概念として扱われることが多く、産業メンタルヘルスや組織心理学で重要です。
産業・労働領域のポイント
ワーク・エンゲイジメントは、活力、熱意、没頭です。バーンアウトの情緒的消耗、脱人格化、個人的達成感の低下と区別します。
選択肢の確認
1.安寧
判定:誤り。
安寧は、心身が落ち着き安らいだ状態を表す言葉ですが、Schaufeli らのワーク・エンゲイジメントの3要素には含まれません。
2.強迫
判定:誤り。
強迫は、強迫観念や強迫行為のように、不安を背景に繰り返し行われる状態と関連します。ワーク・エンゲイジメントの要素ではありません。
3.熱意
判定:正しい。
熱意は、仕事に意味や誇りを感じ、意欲的に取り組む状態です。ワーク・エンゲイジメントの3要素に含まれます。
4.不安
判定:誤り。
不安は、緊張や心配を伴う情動状態です。ワーク・エンゲイジメントのポジティブな構成要素ではありません。
5.没頭
判定:正しい。
没頭は、仕事に深く集中し、時間を忘れるほど入り込む状態です。ワーク・エンゲイジメントの3要素に含まれます。
覚えるポイント
- ワーク・エンゲイジメントの3要素は、活力、熱意、没頭です。
- 熱意は仕事への誇りや意味、没頭は深い集中を表します。
- バーンアウトとは対照的な産業メンタルヘルスの重要概念です。