9AM57第9回 公認心理師国家試験 過去問

福祉領域-01 児童相談所・児童福祉法・一時保護

我が国の福祉制度において、行政機関による措置に基づいて提供されるものを 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・4

正答

2、4

この問題のポイント

この問題では、福祉制度における措置制度契約・利用制度の違いが問われています。

行政機関による措置に基づいて提供される代表例として、里親委託児童養護施設の入所を押さえます。

解説

福祉サービスには、本人や保護者が申請・契約して利用するものと、行政機関の判断に基づく措置として提供されるものがあります。

措置とは、行政機関が必要性を判断し、本人や児童の保護・福祉のためにサービス提供を決定する仕組みです。

児童福祉領域では、子どもの安全や養育環境に重大な課題がある場合、児童相談所などの関与により、里親委託や児童養護施設への入所が措置として行われることがあります。

里親委託は、家庭での養育が困難な児童を里親に委託して養育する制度です。児童養護施設の入所は、保護者のいない児童、虐待されている児童、家庭での養育が困難な児童などを施設で養育・支援する制度です。

福祉領域での注意点
児童福祉では、本人の安全、保護者の状況、家庭環境、児童相談所の判断、関係機関連携を整理して考えます。

居宅介護や保育所の利用、母子生活支援施設の入所は、利用契約や申込みの仕組みと関係するため、本問の「行政機関による措置」として選ぶものではありません。

選択肢の確認

1.居宅介護
判定:誤り。
居宅介護は、障害福祉サービスとして、自宅で入浴、排せつ、食事などの介護を受けるサービスです。利用申請や支給決定、契約に基づいて利用されるものであり、本問の行政機関による措置として提供されるものではありません。

2.里親委託
判定:正しい。
里親委託は、保護者による養育が困難な児童などを里親に委託して養育する制度です。児童福祉において、行政機関による措置に基づいて行われるものに該当します。本問の正答の1つです。

3.保育所の利用
判定:誤り。
保育所の利用は、保護者の就労や疾病などにより保育を必要とする児童について、市町村の利用調整や手続を経て利用されます。現在の制度では、措置というより利用制度として理解されます。

4.児童養護施設の入所
判定:正しい。
児童養護施設の入所は、保護者のいない児童、虐待されている児童、家庭での養育が困難な児童などについて、行政機関による措置に基づいて行われるものに該当します。本問の正答の1つです。

5.母子生活支援施設の入所
判定:誤り。
母子生活支援施設は、配偶者のない女子またはこれに準ずる事情にある女子とその児童を保護し、自立支援を行う施設です。利用にあたっては福祉事務所などが関与しますが、本問で問われる児童福祉の措置としては、里親委託と児童養護施設の入所が適切です。

覚えるポイント

  • 措置は、行政機関が必要性を判断してサービス提供を決定する仕組みです。
  • 児童福祉では、里親委託児童養護施設の入所が措置として重要です。
  • 保育所利用や居宅介護は、措置ではなく利用制度・契約制度として整理します。
  • 児童福祉の問題では、児童相談所、里親、児童養護施設、措置をセットで押さえます。

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