36Q136第36回 社会福祉士国家試験 過去問

旧カリキュラム(第36回)専門科目児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度

子ども・家庭の生活実態に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 (注) 「令和3年度ヤングケアラーの実態に関する調査研究」とは、株式会社日本総合研究所が、令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業(厚生労働省)として実施したものである。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

複数の白書・全国調査について、調査年、対象、指標、増減、比較割合を正確に対応させます。「約8割」のような概数も、基になった数値から確認することが重要です。

解説

令和3年度ヤングケアラー調査の小学校調査では、学校が把握した「ヤングケアラーと思われる子どもの状況」の複数回答において、「家族の通訳をしている」の22.5%より「家族の代わりに、幼いきょうだいの世話をしている」の79.8%の方が多いため5が正しい記述です。令和4年版男女共同参画白書では、子供がいる世帯の妻はパートタイム労働が約40~45%、フルタイム労働が約20~30%で、パートの割合が高いとされます。少年の刑法犯検挙人員は令和3年まで長期的に減少しており、戦後最大ではありません。令和3年度のいじめ認知件数は615,351件で、令和2年度の517,163件から増加しました。母子家庭の世帯平均年間収入373万円は、児童のいる世帯の平均所得を100とした場合45.9で、約8割ではありません。

選択肢の確認

  • 1.「令和4年版男女共同参画白書」(内閣府)によると、子供がいる世帯の妻の就業状態は、パートタイム労働よりフルタイム労働の割合が高くなっている。:誤りです。令和3年はパートタイム労働が約40~45%で最も高く、フルタイム労働の約20~30%を上回っています。
  • 2.「令和4年版犯罪白書」(法務省)によると、少年の刑法犯等検挙人員は令和3年には戦後最大となった。:誤りです。少年による刑法犯の検挙人員は平成16年以降減少を続け、令和3年は2万399人であり、戦後最大という記述ではありません。
  • 3.「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(文部科学省)によると、いじめの認知(発生)件数は、令和2年度に比べ減少した。:誤りです。517,163件から615,351件へ98,188件、19.0%増加しています。
  • 4.「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果の概要」(厚生労働省)によると、母子家庭の世帯の平均年間収入は、同年の国民生活基礎調査による児童のいる世帯の平均所得の約8割である。:誤りです。母子家庭の世帯平均年間収入は373万円で、児童のいる世帯の平均所得を100とすると45.9、すなわち約46%です。
  • 5.「令和3年度ヤングケアラーの実態に関する調査研究」の小学校調査によると、「ヤングケアラーと思われる子どもの状況」(複数回答)では、「家族の通訳をしている(日本語や手話など)」に比べて、「家族の代わりに、幼いきょうだいの世話をしている」が多い。:正答であり正しい記述です。小学校調査の複数回答では幼いきょうだいの世話が79.8%、家族の通訳が22.5%で、前者が明確に上回っています。

覚えるポイント

子供がいる世帯の妻はパートが最多、少年検挙人員は長期減少、いじめ認知は2021年度増加、母子世帯収入は児童のいる世帯の約46%、小学生ヤングケアラーは幼いきょうだいの世話が通訳より多い、と整理します。

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