35AM17|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第35回

筋萎縮性側索硬化症で認めない症状・所見はどれか。

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正解: 5

正答

5

公式正答は 5 です。正答内容は 膀胱直腸障害 です。

この問題のポイント

ALSは上位・下位運動ニューロンが進行性に障害されるため、四肢・球・呼吸筋の運動症状が中心です。古典的には膀胱直腸機能、感覚、眼球運動などが比較的保たれるため、本問では膀胱直腸障害を選びます。

解説

球筋障害による構音障害・嚥下障害、呼吸筋障害による換気不全、下位運動ニューロン障害による筋萎縮は、いずれもALSの代表的な症状・所見です。上位運動ニューロン徴候として痙縮や腱反射亢進を伴うこともあります。

一方、膀胱直腸障害はALSの古典的な陰性所見で、典型的には比較的保たれます。ただし、病期、併存疾患、ALSの臨床的多様性によって排尿症状や自律神経症状がみられる例まで否定するものではありません。本問は代表的な臨床像の比較として選択肢5を正答とします。

選択肢の確認

選択肢1:構音障害

正答ではありません。 舌・咽頭・喉頭などの球筋が障害されると発音が不明瞭になり、ALSで認める代表的な球症状です。

選択肢2:嚥下障害

正答ではありません。 球筋障害によって食塊の送り込みや気道防御が低下し、嚥下障害・誤嚥を来し得ます。

選択肢3:呼吸筋力低下

正答ではありません。 横隔膜などの呼吸筋が障害され、夜間低換気から進行性の換気不全を来すことがあります。

選択肢4:上肢筋萎縮

正答ではありません。 下位運動ニューロン障害による筋力低下、筋萎縮、線維束性収縮はALSの代表所見です。

選択肢5:膀胱直腸障害

正答です。 古典的ALSでは膀胱直腸機能は比較的保たれ、典型的な初発・主要所見ではありません。ただし、症例ごとの例外まで起こらないという意味ではありません。

覚えるポイント

  • ALSは四肢・球・呼吸筋の進行性運動障害が中心です。
  • 構音・嚥下・呼吸筋力低下・筋萎縮は代表所見です。
  • 膀胱直腸障害は古典的には比較的保たれる陰性所見です。

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