35AM4|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
降圧薬に含まれないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
公式正答は 1 です。正答内容は β受容体作動薬 です。
この問題のポイント
薬名に共通する「β」だけで判断せず、受容体を刺激する作動薬と、受容体を遮断する遮断薬を区別します。降圧薬として用いられるのはβ遮断薬であり、β受容体作動薬は降圧薬の分類には入りません。
解説
β受容体作動薬の作用は受容体サブタイプで異なります。β1刺激は心拍数と心収縮力を増加させ、β2刺激は気管支拡張や血管平滑筋弛緩を起こすため、「β作動薬はすべて血圧を上げる」と一括りにはできません。しかし、β受容体作動薬は高血圧治療の薬効分類ではなく、降圧目的にはβ受容体遮断薬を用います。他の4群は、レニン・アンギオテンシン系の抑制、血管平滑筋へのCa流入抑制、またはNa・水排泄の促進によって血圧を下げる代表的な降圧薬です。
選択肢の確認
選択肢1:β受容体作動薬
正答(記述は誤りまたは非該当)です。 β受容体を刺激する薬で、気管支拡張や心機能維持などに用いられます。高血圧治療で用いるβ遮断薬とは作用方向が反対で、降圧薬の分類には含まれません。
選択肢2:アンギオテンシン変換酵素阻害薬
正答ではありません(記述は正しい/該当)。 ACEを阻害してアンギオテンシンⅡの生成を減らし、血管収縮とアルドステロン分泌を抑える代表的な降圧薬です。
選択肢3:カルシウム拮抗薬
正答ではありません(記述は正しい/該当)。 主に血管平滑筋のL型Caチャネルを抑えて血管を拡張し、末梢血管抵抗を低下させる降圧薬です。
選択肢4:サイアザイド系利尿薬
正答ではありません(記述は正しい/該当)。 遠位尿細管でNaCl再吸収を抑え、Naと水の排泄を増やして循環血液量を減らす降圧薬です。
選択肢5:アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬
正答ではありません(記述は正しい/該当)。 AT1受容体を遮断し、アンギオテンシンⅡによる血管収縮やアルドステロン分泌を抑える降圧薬です。
覚えるポイント
- β「作動薬」は刺激、β「遮断薬」は遮断と、語尾で作用方向を分けます。
- β作動薬の循環作用はβ1とβ2で異なるため、血圧作用を一律に断定しません。
- ACE阻害薬、ARB、Ca拮抗薬、サイアザイドは代表的な降圧薬です。
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