35AM74|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
人工心肺を用いた体外循環においてインシデントレポートを提出すべきなのはどれか。 a.ヘパリン投与後に ACT を測定しなかった。 b.ヘマトクリット値が低下したため赤血球輸血を行った。 c.血圧が低下したため流量を増加させた。 d.体外循環離脱困難であり IABP を挿入した。 e.大動脈遮断後ヘパリンを投与していないことに気づき、ヘパリンを投与した。
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正解: 2
正答
2
公式正答は 2 です。正答内容は a、e です。
この問題のポイント
インシデントレポートは、本来行うべき手順が抜けた、または誤りに気づいて対応した事例について提出される。本問では、ACT測定の欠如やヘパリン投与の遅延が該当する。
解説
インシデントレポートは、医療安全の向上を目的とした記録であり、本来行うべき手順が実施されなかった、または誤った処置が行われた場合に提出される。aはヘパリン投与後にACTを測定しなかったため、本来の手順が実施されなかった事例であり、インシデントレポートの対象となる。eは大動脈遮断後にヘパリンを投与していないことに気づき、後に投与したが、本来のタイミングでの投与が行われなかったため、インシデントレポートの対象となる。bは赤血球輸血はヘマトクリット低下への適切な対応であり、インシデントではない。cは血圧低下への対応として流量を増加させたが、これは適切な処置であり、インシデントではない。dはIABP挿入は体外循環離脱困難への適切な対応であり、インシデントではない。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:誤り、c:誤り、d:誤り、e:正しいです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b
正答ではありません。 選択肢1(a、b)は誤り。bは適切な処置であり、インシデントレポートの対象ではない。
選択肢2:a、e
正答です。 選択肢2(a、e)は正解。aとeは本来行うべき手順が実施されなかった事例であり、インシデントレポートの対象となる。
選択肢3:b、c
正答ではありません。 選択肢3(b、c)は誤り。bとcは適切な処置であり、インシデントレポートの対象ではない。
選択肢4:c、d
正答ではありません。 選択肢4(c、d)は誤り。cとdは適切な処置であり、インシデントレポートの対象ではない。
選択肢5:d、e
正答ではありません。 選択肢5(d、e)は誤り。dは適切な処置であり、eはインシデントレポートの対象だが、dは該当しない。
覚えるポイント
- インシデントレポートは「本来行うべき手順が実施されなかった」場合に提出する。
- ACT測定やヘパリン投与のタイミングは、体外循環中の重要なプロトコルである。
- 適切な処置(例:輸血、流量調整、IABP挿入)はインシデントレポートの対象外である。
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