35PM71|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
人工心肺を用いた体外循環における患者側へのヘパリンの初期投与量はどれか。
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正解: 4
正答
4
公式正答は 4 です。正答内容は 200〜300 単位/kg です。
この問題のポイント
人工心肺開始前の未分画ヘパリン初期投与は、国家試験上の標準値として200〜300 U/kgを用います。実際にはACTを測定し、患者反応、施設プロトコル、製剤力価に応じて追加投与を判断します。
解説
人工心肺回路内での凝固を防ぐには、カニュレーション・体外循環開始前に十分な全身ヘパリン化が必要です。標準的な初期投与量として未分画ヘパリン 200〜300 U/kgを投与し、ACTが施設の目標値へ達したことを確認してから体外循環を開始します。反応不良では投与経路・時刻を確認し、追加ヘパリン、アンチトロンビン低下などのヘパリン抵抗を評価します。
ヘパリンは通常、製剤の生物学的力価である「単位(U)」で投与設計します。質量単位の表記が物理的に不可能という意味ではありませんが、製剤濃度・力価換算を示さないmg/kg値は本問の標準投与量と照合できず、提示された1.0〜1.5 mg/kg、5.0〜6.0 mg/kgは公式の200〜300 U/kgという選択肢ではありません。400〜500 U/kgを使うプロトコルがあり得ても、本問の標準初回量より多い値です。
選択肢の確認
選択肢1:5000 単位
正答ではありません。 固定5000 Uでは体重を反映できず、多くの成人で標準的な200〜300 U/kgより不足します。初期量は体重当たりで設計しACTで確認します。
選択肢2:1.0〜1.5 mg/kg
正答ではありません。 ヘパリンは通常U/kgで投与量を定めます。製剤の力価換算を示さないこの質量値は、本問の標準200〜300 U/kgを表す選択肢ではありません。
選択肢3:5.0〜6.0 mg/kg
正答ではありません。 単位系が本問の標準的なU/kg表示と異なり、力価換算も示されていません。公式の初期投与量200〜300 U/kgに一致しません。
選択肢4:200〜300 単位/kg
正答です。 人工心肺開始前の未分画ヘパリン初期投与として国家試験上の標準範囲です。投与後はACTを測り、目標へ達したことを確認します。
選択肢5:400〜500 単位/kg
正答ではありません。 患者・施設プロトコルによる差はありますが、本問が標準初期量として採用する200〜300 U/kgより多い範囲です。ACTに基づく個別調整が必要です。
覚えるポイント
- 人工心肺前の未分画ヘパリン初期量は国試上200〜300 U/kg。
- 体外循環開始前にACTを確認し、施設目標へ達していることを確かめる。
- 投与量は患者反応・施設プロトコルで調整し、ヘパリン抵抗も評価する。
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