35PM83|第35回 臨床工学技士国家試験 過去問
1000 Hz の静止音源に観測者が接近したとき、聞こえる音の振動数が1060 Hz であった。観測者の速度[m/s]に最も近いのはどれか。 ただし、音速は 340 m/s とする。
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正解: 3
正答
3
公式正答は 3 です。正答内容は 20 です。
この問題のポイント
静止音源へ観測者だけが速度 (v_o) で近づく場合、観測周波数は (f'=f(c+v_o)/c) です。音源と媒質が静止しているので媒質中の波長は変わらず、観測者が波面へ速く遭遇するため周波数が上がります。
解説
音源が静止しているため、媒質中の波長は (\lambda=c/f) のままです。観測者が音源へ近づくと、音速 (c) に観測者速度 (v_o) を加えた相対的な速さで波面に出会うので、
(f'=f\frac{c+v_o}{c})
となります。本問の (f'=1060\ \mathrm{Hz})、(f=1000\ \mathrm{Hz})、(c=340\ \mathrm{m/s}) を代入すると、
(1060=1000\frac{340+v_o}{340})
(v_o=340(1060/1000-1)=20.4\ \mathrm{m/s})
です。最も近い選択肢は20 m/sです。音速340 m/sは問題文で指定された値であり、実際の空気中音速は温度などで変化します。
選択肢の確認
選択肢1:10
正答ではありません。 正式に代入した観測者速度は20.4 m/sです。10 m/sは計算値との差が10.4 m/sあり、最も近い値ではありません。
選択肢2:15
正答ではありません。 計算値20.4 m/sとの差は5.4 m/sです。選択肢20 m/sの差0.4 m/sより大きいため不正解です。
選択肢3:20
正答です。 (v_o=340(1.06-1)=20.4\ \mathrm{m/s}) に最も近い値です。観測者の接近で観測周波数が上昇しています。
選択肢4:25
正答ではありません。 25 m/sは計算値20.4 m/sより4.6 m/s大きく、20 m/sより計算値から離れています。
選択肢5:30
正答ではありません。 30 m/sは計算値20.4 m/sより9.6 m/s大きいため、最も近い値ではありません。
覚えるポイント
- 静止音源へ観測者が接近すると (f'=f(c+v_o)/c)。
- 観測者だけが動く場合、媒質中の波長ではなく波面へ遭遇する速さが変わる。
- 空気中音速は温度等で変わるため、計算では問題文の指定値を使う。
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