36AM12|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

睡眠時無呼吸症候群の治療法はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1 または 2

正答

1又は2

公式採点では 1又は2 のいずれか1肢を選べば正解です。2肢を同時に選ぶ問題ではありません。許容される正答内容は CPAP / NPPV です。

この問題のポイント

閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に虚脱する上気道を非侵襲的な陽圧で開存させます。CPAPは標準的な第一選択であり、NPPVを非侵襲的陽圧療法の上位概念として捉えるか、二相性陽圧換気を指す語として捉えるかで表現が重なるため、公式は1と2を代替正答としています。

解説

CPAPは吸気・呼気を通して一定の陽圧を加え、上気道を空気圧で支えることで閉塞性無呼吸を防ぎます。NPPVはマスク等を介する非侵襲的陽圧換気の総称としてCPAPを含めて扱われることがあり、狭義の二相性陽圧換気も、CPAP不耐、肥満低換気症候群、神経筋疾患など換気補助が必要な病態で選択されます。この用語上・治療上の重なりから、1又は2の各1肢が許容されます。

TPPVは気管切開などの人工気道を介する侵襲的陽圧換気で、一般的な睡眠時無呼吸症候群に対する標準治療ではありません。在宅酸素療法と高流量鼻カニューレは酸素化を改善し得ますが、閉塞性無呼吸の第一選択である上気道開存維持をCPAPと同じ確実性で行う治療ではありません。病型や併存症によって補助的に用いられる可能性まで否定する必要はありません。

選択肢の確認

選択肢1:CPAP

公式採点上の正答です。 一定の持続陽圧で睡眠中の上気道虚脱を防ぐ、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の代表的治療です。

選択肢2:NPPV

公式採点上の正答です。 非侵襲的陽圧療法という広義ではCPAPを含み、二相性陽圧換気としても換気補助を要する睡眠関連呼吸障害で用いられるため、公式に許容されています。

選択肢3:TPPV

正答ではありません。 人工気道を介する侵襲的換気であり、本問が想定する一般的な睡眠時無呼吸症候群の標準的な非侵襲治療ではありません。

選択肢4:在宅酸素療法

正答ではありません。 酸素を補って低酸素血症を改善する治療ですが、閉塞性睡眠時無呼吸の主因である上気道虚脱を空気圧で開存させる治療ではありません。

選択肢5:高流量鼻カニューレ酸素療法(ハイフローセラピー)

正答ではありません。 加温加湿した高流量ガスで酸素化や死腔洗い出しを支援しますが、睡眠時無呼吸症候群に対する標準的な第一選択はCPAP/NPPVです。

覚えるポイント

  • 閉塞性睡眠時無呼吸では、陽圧を「空気の副木」として上気道を開存させる。
  • CPAPは一定圧、二相性陽圧換気は吸気圧と呼気圧を分けて換気も補助する。
  • この設問の正答は 1又は2のいずれか1肢 であり、両方を同時に選ぶものではありません。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 36AM1136AM13 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)